日本と世界の昆虫(安井コレクション)


緑色のトリバネアゲハから青色のトリバネアゲハが
進化したことを証明する青緑色の中間段階を示す
ミオケンシストリバネアゲハ
Ornithoptera priamus miokensis (パプアニューギニア・デュークオブ ヨーク島)

1)1970年代から1980年代にかけて近畿地方で採集された昆虫類(チョウ目、カブトムシ目、バッタ目、トンボ目、カメムシ目、ハチ目、ハエ目他あらゆる分類群)および2000年以降香川県を中心とする四国各地で採集された昆虫類(同上の分類群)を分類・保管している。前者には現在日本全国で絶滅に瀕している希少種が多く含まれており、この30年ほどの間に西日本の生態系や昆虫相がどのように変遷したかを理解するための貴重な資料である。
2)ニューギニア産の貴重なトリバネアゲハ類や南米のモルフォチョウ、東南アジアやオーストラリア、アフリカ各地のタマムシ類など、世界各地の昆虫標本が保管されている。これらは昆虫の多様性と適応、進化を理解するための貴重な資料である。
3)これらの標本は安井の個人的コレクションであるが将来的には香川大学博物館に寄託または寄贈される予定である。

標本点数 大型ドイツ箱 約70箱 保管場所 農学部安井研究室