ナウマンゾウの化石


ナウマンゾウの化石
Palaeoloxodon naumanni

ナウマンゾウは、今から約30万年前〜約2万年前に日本列島とその周辺に生息していました。その時代の地球は、氷河期と比較的暖かい間氷期が何度もくり返していました。氷河期に海面が下がっていたときには、日本列島とアジア大陸が陸続きで瀬戸内海も陸地であって河川であったことがわかっています。これらの化石は、瀬戸内海の底引き網漁業で引き上げられたものです。臼歯(奥歯)の付いた下顎、尺骨(前脚の骨)からナウマンゾウの大きさを想像してみてください。
仲谷英夫博士(鹿児島大学理学部教授)・寄託

標本点数 3点 保管場所 香川大学博物館展示室