■受賞・表彰
〈受賞〉
令和2年度高松市文化奨励賞(顕彰部門)
受賞日:2020(令和2)年11月2日
 
受賞者:寺林 優(博物館長・創造工学部教授)
 
活動分野・内容: 文化総合・大学博物館の活動による文化芸術の振興
 
受賞理由:2006年から現在にかけて、四国初の大学博物館である香川大学博物館の設置・開館・運営において、中心的な役割を果たしてきた。同館は、その所在地である高松市を中心に、地域密着型の博物館として、毎年2回の企画展および不定期の特別展を計38回開催し、関連行事としてミュージアム・レクチャー、特別講演会、トークイベント等を多数開催してきた。自然科学系の展示ならびに活動は、科学技術分野の文部科学大臣表彰(理解増進部門)を2度も受賞しているように極めて高く評価されている。文化芸術分野では、文学、音楽、美術、写真、映像、書道、演劇、舞踊、建築、デザインその他の芸術、生活文化ならびに文化財、伝統文化などの文化芸術などに係る企画展および特別展をこれまで20回開催し、地域の方々に文化芸術に触れる機会を提供してきた。これらの活動は受賞者のリーダーシップのもとで、香川大学内だけではなく、学外の機関・団体・個人との連携および協同が実現した成果であり、今後もその継続と発展が期待できる。高松市こども未来館および高松市歴史資料館等の運営にも多大な貢献をしている。
 
記者発表
左から
市原吉博氏(菓子木型職人)
寺林優氏(博物館長・創造工学部教授)
 贈呈式 
贈呈式 
左から
大西秀人氏(高松市長)
市原吉博氏(菓子木型職人)
寺林優氏(博物館長・創造工学部教授)
井上孝志(高松市議会議長)
学長報告
左から
筧 善行氏(香川大学長)
寺林優氏(博物館長・創造工学部教授)


■平成31年度文部科学大臣表彰科学技術賞(理解増進部門)
受賞日:2019(平成31)年4月17日
 
受賞者:
寺林 優(博物館長・創造工学部教授)・寺尾 徹(元副館長、教育学部教授)、
村山 聡(教育学部教授)・末永慶寛(創造工学部教授)、
畔柳昭雄(日本大学理工学部特任教授)
 
業績名:持続可能社会への地域の知恵に学ぶ水環境と減災の理解増進
 
内容:地域温暖化に伴う気候の極端化や南海トラフ巨大地震などの災害脅威に対応し、水環境の保全と減災を実装するために、持続可能な社会の仕組みづくりを推進するというグローバル課題への地域社会の関心と機運は、かつてなく高まっている。本活動は、少雨特性を有し、常に水を大切にしてきた讃岐地方の歴史と活動、瀬戸内海をSATOUMIとして育てる先人の歴史に根差した活動、瀬戸内地方のレジリエントで持続可能な海洋空間の活用、南海トラフ巨大地震や地球温暖化に伴う災害特性研究など、瀬戸内地域の水環境保全の知恵を持続可能社会と減災に活かす科学技術のシーズを育て、講演、エクスカーション、シンポジウム、学会、論文等により、全国および世界へ発信してきた。本活動により、(1)防災対策への意識高揚、(2)震災復興後の地先海域で操業可能な漁場づくり、(3)里海の創生と保全に関する学びと交流の場の拡大等を通して、グローバルな持続可能社会の実現をめざし、地域社会における水環境と減災についての理解の増進、そして、レジリエントな地域社会に向けた科学技術に対する理解の増進に寄与している。
 
受賞した5名       林芳正前文部科学大臣に受賞を報告
平成25年度文部科学大臣表彰科学技術賞(理解増進部門)
受賞日:2013(平成25)年4月16日
 
受賞者:寺林 優(博物館長、工学部教授)・伊藤文紀(博物館副館長、農学部教授)
山本珠美(元博物館副館長、生涯教育研究センター准教授)・松本由樹(農学部准教授)・松下幸司(教育学部附属教育実践総合センター准教授)
 
 業績名:「自然史系標本資料活用の拠点形成による科学への理解増進」
 
 内容:香川県は狭い面積にもかかわらず古くから人口が多く徹底的に開発されてきたため、希少な自然環境はあまり残されていない印象があるが、注目すべき地質や特有の動植物相がみられる。自然史に対する児童生徒および地元住民の理解を深めるだけでなく、自然に関する活動に携わり、さまざまな環境問題の解決にも資する人材の養成が求められている。本活動では、香川大学内に分散している貴重な学術資料を収蔵し、公開・活用するために、四国初となる大学博物館の設置(平成19年4月)および開館(平成20年4月)に尽力した。学内から異なる専門分野の教員が参画し、企画展、公開講座、講演会、ミュージアム・レクチャーなどを多数開催した。さらに、科学技術振興機構のサイエンス・パートナーシップ・プロジェクトによるフィールドワークを中心とした講座・実習を県内の中学校および高等学校と連携して実施した。本活動により、大学博物館を拠点とした自然史科学に関する学内外との交流および協同が実現し、地元住民の自然史系標本資料に対する関心と意識が高まるなど、科学への理解増進に寄与している。
 
受賞した5名
(左上から松本先生・松下先生
左下から伊藤副館長・寺林館長・山本元副館長)
表彰式の様子
高松市 大西市長を表敬訪問 
 
 
 〈表彰〉
■感謝状贈呈
 2015年11月19日 瀬戸修一氏 パソコン・ディスプレイ・プリンタ5点寄贈
 2015年11月19日 丸岡正明氏 砂金3点の寄贈
 2013年12月5日 渡辺義雄氏 送信管2点の寄贈
 2012年5月15日 財団法人日本宇宙少年団香川小惑星分団 
     第8回企画展「小惑星探査機『はやぶさ』帰還カプセル展」共催(学長表彰)
 2012年5月9日 NPOたけとよ・武豊はやぶさ実行委員会
     第8回企画展「小惑星探査機『はやぶさ』帰還カプセル展」展示協力
 2012年5月9日 長坂直比路氏 
     第7回企画展「おいしいお肉の向こうには・・・」展示協力及び公開講座講師
 2012年2月15日 福田隆宥氏 南極の岩石2点、関連書籍1冊の寄贈
 2010年10月1日 大屋 崇氏 第2回企画展「昆虫のふしぎ」展示協力(学長表彰)